平成28年度 羽島市民病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 158 125 69 117 237 305 563 1022 1026 365
 当院は地域の中核病院として、地域に密着した医療を提供しており、地域の医師会の皆様とも情報を共有しております。平成28年8月より地域包括ケア病床を増床し、診療所の医師が在宅で診ている患者さんが急変した際にも素早く入院を受け入れていることから、60歳以上の患者さんの割合が多いです。
 また、この地域の救急医療を担っていることから、幅広い年齢層の患者さんに対して、24時間の救急対応を受け入れていることも特徴です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
総合内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 16 27.06 12.43 0.00 79.00
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 24.00 21.25 0.00 88.15
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア1 - - 13.60 - -
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 9.33 - -
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし - - 6.09 - -
 総合内科では、呼吸器、消化器、循環器等の専門領域以外の疾患やリウマチ、膠原病、一般内科を中心とした医療を担当しております。従いまして、尿路感染症や誤嚥性肺炎などの疾患が入院の主因ですが、原因不明の意識障害や発熱患者に対しても入院の精査、加療を行っております。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 55 7.04 5.79 0.00 7.25
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 27 5.04 5.50 0.00 2.89
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 27 5.30 5.50 0.00 7.52
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 7.82 6.42 0.00 6.65
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 12 5.83 6.02 0.00 1.83
 小児科では、呼吸器疾患が全般的に非常に多くなっています。特に肺炎、扁桃炎等が多く、喘息、気管支炎と続いています。平成28年度は前年に比べウイルス性腸炎による入院が多くなっています。また、ウイルス性腸炎は幼少期での入院が多くなっている傾向にあります。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 副傷病なし 33 11.42 6.91 0.00 40.52
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 29 22.21 11.97 3.45 72.79
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 26 6.85 5.60 0.00 32.15
060035xx99x50x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 24 3.04 4.42 0.00 72.17
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 16 31.38 17.65 0.00 73.63
 外科DPC患者数では、虫垂炎保存的治療、急性膿皮症、虫垂炎手術の患者数が上位に上がります。
 虫垂炎は、1〜2週間程度の抗菌薬治療と絶食・輸液管理で炎症急性期をのりきって、約2カ月後に腹腔鏡下虫垂切除術を行う、interval appendectomyを行っていますので、このようになっています。
 その他は結腸悪性腫瘍手術、胃悪性腫瘍手術、腹腔鏡下胆嚢摘出術が続きます。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 75 40.75 27.63 16.00 84.39
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 67 38.88 20.57 4.48 79.13
160800xx99xx0x 股関節大腿近位骨折 手術なし 副傷病なし 13 27.38 15.97 7.69 87.00
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし 10 43.60 20.45 0.00 84.90
160740xx97xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 副傷病なし - - 5.33 - -
 整形外科入院患者様の年齢分布は、少子高齢化を反映して高齢者が多くなっています。平均年齢は80歳前後になっています。入院される患者様は、生活動作中のつまずきなどで転倒に至り、骨折を生じています。骨折は、高齢による骨粗鬆症が背景にあるために骨脆弱性骨折で、大腿骨頸部骨折、脊椎椎体骨折などです
 大腿骨頸部骨折が生じた場合には、患者様は床上生活を強いられます。一方で、高齢者は、床上生活で床ずれ、誤嚥性肺炎などを起こしやすくなります。このため、高齢者であっても、早期離床を目指して手術が行われることが多くなります。当院の整形外科でも大腿骨近位骨折に対する外科的治療が最も多く行われています。術後は多くの患者様が継続的なリハビリが必要になります。当院では半数弱の方がリハビリを継続できる病院に転院されています。脊椎椎体骨折で入院された場合は、多くの患者様は、手術を受けず保存的な治療を受けておられます。理由は、骨粗症性椎体骨折はコルセットなどの使用で比較的早期に疼痛が緩和し、離床が可能になるためです。この場合も、自宅生活への復帰にはリハビリが必要です。しかし、保存的治療の場合は転院が困難であることが多いようです。このような患者様には、当院では地域包括ケア病棟を利用していただいています。結果、転院率は低い率になっています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 21 23.38 16.54 14.29 74.57
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 28.41 19.35 23.53 66.41
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 16 9.88 7.52 0.00 64.75
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 10 9.00 9.87 10.00 79.70
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 22.05 - -
 脳神経外科では虚血性脳卒中である脳梗塞の入院例が最も多くなっています。脳梗塞では発症から4、5時間未満の超急性期受診例に対しては積極的に血栓溶解剤(t-PA)による治療を行っています。血栓溶解剤の適応にならなかった患者さんには脳保護剤と抗血小板剤または抗凝固剤を併用した治療を行っています。
 脳梗塞の次に多いのが脳出血であり、意識障害のない軽症例ではリハビリを中心とした保存的治療が行われます。手術により血腫除去しなければ救命できないような重症例では開頭血腫除去術を行っています。
 頭部外傷も重篤な症例では開頭血腫除去術が行われます。慢性硬膜下血腫に対しては局所麻酔による穿頭血血腫洗浄術が行われます。
 その他の外傷性くも膜下血腫や脳挫傷では大部分が保存的に治療されています。
耳鼻いんこう科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 13 4.46 7.47 0.00 63.08
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 - - 8.12 - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 5.24 - -
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - - 5.50 - -
030440xx02xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓膜形成手術 - - 3.92 - -
 耳鼻いんこう科では、手術患者さんの入院に加え、めまい患者さんの発作急性期や急性扁桃炎や急性喉頭炎などの急性炎症疾患の入院が主因です。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 11 35.73 16.54 0.00 68.55
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 21.25 - -
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし - - 12.43 - -
010060x2990421 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病2あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 32.67 - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 5.24 - -
 当科は脳梗塞および神経変性疾患(神経難病)の診療を2本柱としています。手術療法や超急性期血栓溶解療法(tPA)適応のない脳梗塞急性期治療は脳神経外科と分担しており、また入院治療を原則としているため最も患者数が多くなります。ほとんどの症例でエダラボン投与およびリハビリテーション療法を施行しています。進行期の神経変性疾患の誤嚥性肺炎および尿路感染症(急性腎盂腎炎)の頻度が高く入院治療が必要となるため患者数が多くなります。特に誤嚥性肺炎は難治性となり、また摂食機能療法に時間を要することが多いため在院日数が長くなる傾向が見られます。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 25 9.04 7.44 0.00 76.28
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 21 10.71 12.43 0.00 70.05
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 13 10.46 9.98 0.00 76.38
11013xxx99xxxx 下部尿路疾患 手術なし 8 14.00 9.43 0.00 74.75
180040xx99x1xx 手術・処置等の合併症 手術なし 手術・処置等21あり 8 6.63 17.85 0.00 82.00
 泌尿器科では、早期膀胱癌に対する経尿道的暴行腫瘍切除術を行う患者が最多でした。切除標本の病理結果を参考にしてセカンドルック手術も行っております。次いで多いのは、主として高齢者の腎盂腎炎、尿路結石に伴う腎盂腎炎、排尿障害に起因する前立腺炎などの尿路感染症の方でした。排尿困難の方には経尿道的前立腺切除術、まったく尿が出なくなる尿閉患者などの入院が多くみられました。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 44 8.23 6.29 0.00 43.18
120230xx02xxxx 子宮の非炎症性障害 子宮鏡下子宮中隔切除術、子宮内腔癒着切除術(癒着剥離術を含む。)等 42 2.02 2.50 0.00 51.86
120100xx01xx0x 子宮内膜症 子宮全摘術等 副傷病なし 38 7.97 7.92 0.00 36.08
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 34 8.15 6.42 0.00 44.79
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 11 11.18 9.44 0.00 70.09
 婦人科では、特に良性婦人科腫瘍;子宮筋腫・子宮腺筋症・卵巣腫瘍と子宮内膜症に対する腹腔鏡下手術が診療の中心です。従って入院患者さんのほとんどは腹腔鏡手術関連で、患者数の1、3、4位を占めています。
 腹腔鏡下手術は開腹手術に比べて傷が小さい、術後の痛みが軽度、入院期間が短い、美容的といった利点があります。また、長年の研究により手術の安全性が確立されるとともに、手術時間も短縮し、近年、良性疾患に対する標準的手術となりました。当科は岐阜県南部~西濃地区で、積極的に腹腔鏡手術を行っている唯一の婦人科であり、近隣の婦人科の先生から腹腔鏡手術をご希望の患者様を大勢ご紹介いただいています。
 また、当科では子宮がん検診を積極的に施行していますが、子宮体癌検診にて疑陽性であった場合には、精密検査として子宮内膜掻把を施行しています。検査の結果、子宮内膜増殖症であることが判明することが多いのですが、内膜増殖症はタイプによっては高い確率で癌化する恐れがあり、注意が必要です。
 最後に羽島市近郊は年配女性の多い地区であることから性器脱;子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤の患者さんが大勢受診されることも当科の特徴のひとつです。性器脱は膣から子宮や膀胱が脱出する病気で、患者さんは膣外にピンポン玉のようなものが触れるといって受診されることが多いようです。膣内の異物感は当然不愉快な症状ですが、排尿や排便にも悪影響がでるような場合には手術をおすすめしています。手術前後で症状が劇的に改善するため、患者さんに最も喜んでいただける手術かもしれません。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99130x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等23あり 副傷病なし 69 3.41 5.94 1.45 68.09
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 67 3.70 3.06 4.48 67.97
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア2 27 15.33 15.29 7.41 84.11
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 27 4.11 4.71 3.70 70.67
050050xx02030x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等23あり 副傷病なし 19 5.79 10.29 0.00 70.05
 循環器内科の症例中、1位、2位、4位、5位は、いずれも心臓カテーテル検査目的の入院です。入院中には、心臓カテーテル検査以外にも、心臓の状態を調べるため、いくつか検査を合わせて行うのですが、1位の入院では、アイソトープを用いた心筋虚血や心機能を調べる心筋シンチグラムを施行した症例で、2位は主に心臓超音波検査を用いて心臓の動きを調べた症例です。これらの症例の中には、冠動脈に異常を認めた場合、引き続き冠動脈治療(冠動脈形成術・冠動脈内ステント留置術)を施行する場合もあります。4位と5位の方々が、それら治療を行った患者様です。3位は、循環器内科に入院し、肺炎の治療を行った症例です。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 16 21.50 12.84 25.00 71.31
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし 13 22.85 14.77 15.38 69.46
110280xx99001x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病あり - - 20.88 - -
110280xx99011x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病あり - - 25.84 - -
040081xx97x0xx 誤嚥性肺炎 手術あり 手術・処置等2なし - - 41.29 - -
 腎臓内科で最も多い症例は慢性腎不全で、新規透析導入、教育入院を含みます。在院日数は長めですが、高齢者が多く状態の改善や退院調整に時間を要するためだと思われます。
 透析導入症例について、多くは近隣の透析施設を紹介していますが、原疾患が特殊な症例の場合、当院外来で維持透析を継続しています。
内分泌・糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病なし85歳未満 17 14.76 14.61 0.00 64.12
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病なし85歳未満 12 23.25 14.91 0.00 61.33
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア1 - - 13.60 - -
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし - - 12.43 - -
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア2 - - 15.29 - -
 内分泌・糖尿病内科の症例で最も多いのは糖尿病のコントロール目的の入院や、教育入院や、合併症検査の入院です。血糖コントロールが悪いと手術時に合併症が起きやすくなるため、手術前に入院して、血糖をよくする場合もあります。
症例数が次いで多いのは肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎での入院です。糖尿病患者さんは肺炎などの感染症になりやすい上に、患者さんの高齢化も一因になっていると思われます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 50 31.90 21.25 2.00 86.76
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 43 18.63 11.06 2.33 77.02
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 26 16.27 9.08 0.00 68.04
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 21 10.24 7.89 0.00 62.62
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 21.90 13.50 0.00 74.38
 消化器内科では総胆管結石、胆管炎に対して内視鏡的胆道結石除去術、内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術等を施行した症例が上位に上がります。次いで、腸閉塞、憩室性疾患、肝硬変と続きます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 33 10 - 65 - 19 1 6,7
大腸癌 17 22 34 33 - 36 1 6,7
乳癌 10 - - - - 13 1 6,7
肺癌 - - - 14 - - 1 6,7
肝癌 - - - - - 24 1 6,7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
 5大癌は手術、化学療法、緩和治療のため入院される方です。外来診察で画像診断、組織診断を行い、その後入院治療を行います。癌の広がり、組織型、進行度等で、個別に治療方法をご相談しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 17 8.53 59.65
中等症 154 28.53 80.33
重症 34 28.35 85.21
超重症 9 19.22 90.33
不明 - - -
 重症肺炎で入院される方の比率は約20%です。肺炎で入院される患者さんは、外来での治療が成功しなかった患者さんや、水分などがほとんど摂取できず頻回の点滴が必要な状態である事が多く、平均年齢は80歳前後と高くなっています。
 重症な患者さんは、治療が奏効しても、その後のリハビリなどに長い時間が必要となる場合が多く見られます。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 - - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 - - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 91 33.04 76.57 10.00
その他 - - - -
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの - - - - -
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの - - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> - - - - -
I679 脳血管疾患,詳細不明 - - - - -
 当院で入院加療された脳梗塞の患者さんについて、ICD-10(国際疾病統計分類)に基づき、病型別に集計しました。当院では、大半が脳梗塞(I63$)に分類され、特に発症3日以内の急性期脳梗塞が全体の約80%を占めており、主に脳神経外科、神経内科にて治療しています。急性期脳梗塞の患者さんの平均年齢は約77歳です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 58 1.09 5.02 0.00 69.52
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 30 4.87 6.30 0.00 60.77
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 25 1.12 5.32 0.00 34.32
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 24 9.50 26.58 0.00 71.50
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 21 1.81 5.24 0.00 70.71
 外科DPC手術数では、鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下虫垂切除術が上位となります。平均術後日数は鼠径ヘルニア手術が5.02日、腹腔鏡下胆嚢摘出術が6.30日、腹腔鏡下虫垂切除術が5.32日となります。在院日数は全体として平均的です。次に腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術、抗がん剤治療のための埋め込み型カテーテル設置術の順となります。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 72 2.99 40.99 15.28 83.71
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) - - - - -
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) - - - - -
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) - - - - -
K1342 椎間板摘出術(後方摘出術) - - - - -
 整形外科の手術で最も頻度が高いものは、大腿骨頸部骨折です。骨折型により、骨折観血的手術が行われる場合と人工骨頭挿入術が行われる場合があります。平均術前日数から理解していただけるように、我々は、待機時間をできるだけ少なくする努力をしています。早期に手術をすることで臥床期間が短くなり、早期離床が実現されます。
 整形外科の特徴として、脊椎外科が多く行われています。脊椎変性疾患に対して頸椎、胸椎、腰椎を問わず手術が行われています。手術はほとんどが予定手術です。我々は、顕微鏡や内視鏡、透視手術台などを使用して手術侵襲を減らす工夫を取り入れています。そのため、手術を受けられる患者様の年齢は上昇傾向ですが、患者様は術後早期に退院されています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 21 0.00 1.00 0.00 75.62
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
 眼科では、白内障に対する手術である水晶体再建術が多く施行されています。1泊2日のため、入院期間が短いのが特徴です。緑内障のレーザー手術である虹彩光凝固術は外来で主に行われています。
耳鼻いんこう科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 12 1.00 2.50 0.00 75.62
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 10 1.00 6.10 0.00 17.30
K318 鼓膜形成手術 - - - - -
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 - - - - -
K319 鼓室形成手術 - - - - -
 耳鼻いんこう科では、鼻・副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術、扁桃摘出術、鼓膜・鼓室形成術の件数が上位を占めています。その他に、声帯ポリープ摘出術などの声帯手術も行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 23 2.09 8.13 0.00 76.00
K8412 経尿道的前立腺手術(その他) 13 1.00 8.85 0.00 76.77
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 10 0.70 8.70 50.00 79.10
K797 膀胱内凝血除去術 - - - - -
K7981 膀胱結石,異物摘出術(経尿道的手術) - - - - -
 泌尿器科で最も多い手術は膀胱腫瘍悪性腫瘍手術、経尿道的手術です。尿道から内視鏡を挿入して膀胱腫瘍を切除します。早期膀胱癌に対する標準的治療です。同様の手術方法で腫大した前立腺肥大症を切除するのが経尿道的前立腺切除術、膀胱内の結石を摘出するのが経尿道的膀胱結石摘出術です。
 経尿道的尿道ステント留置術とは、腎臓と膀胱をつなぐ管である尿管が腫瘍や結石などにより狭くなった状態を改善するための治療です。シリコン製のゴム管バイパスを腎臓と膀胱の間に留置します。
 膀胱腫瘍などによる出血が膀胱の中で固まり、これをうまく排出できず膀胱の中に充満した状態に対して、カテーテルや内視鏡を用いて血の塊を排出するのが膀胱内凝血排除術です。
 
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 70 1.00 6.06 0.00 40.16
K861 子宮内膜掻爬術 42 0.00 1.02 0.00 51.86
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 41 1.00 6.24 0.00 45.76
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 14 1.00 6.00 0.00 38.21
K8654 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術)(腟式、腹式) 10 1.00 8.90 0.00 68.50
 「子宮付属器摘出術 腹腔鏡によるもの」は良性卵巣腫瘍と卵巣子宮内膜症性嚢胞に対する腹腔鏡手術です。患側卵巣をまるまる摘出する方法と病巣のみ(嚢胞のみ)を摘出する方法があります。患者さんが若年で妊娠を希望される場合は卵巣の正常部分を温存する術式を選択しますが、今後の卵巣機能に悪影響がでないような、少しでも妊娠しやすくなるような術式の開発に日々取り組んでいます。3位と4位はいずれも子宮筋腫に対する腹腔鏡手術です。子宮壁に硬いこぶが多発する子宮筋腫は小さいものまで含めると30%の女性に認めるとされています。症状としては過多月経を来すほか、不妊症の原因になることもあります。腹腔鏡下膣式子宮全摘術は、既に出産を終えて今後妊娠の必要がない患者さんに施行します。成人の頭位の大きさの筋腫でも術前にホルモン療法を施行して筋腫を縮小させれば腹腔鏡手術が可能です。卵巣は温存するため、術後にホルモンバランスの乱れが生じることはありません。腹腔鏡下子宮筋腫摘出術は妊娠を希望される場合に施行する方法で、筋腫のみを摘出し子宮を温存します。この手術のゴールは、術後に妊娠して、無事に出産していただくことにあります。そのために術前にホルモン療法を施行して筋腫を少しでも縮小させること、筋腫を摘種した創部に頑丈に、かつきれいに縫合することが極めて重要です。
 子宮内膜搔把は子宮体癌検診で疑陽性であった場合に施行します。小さなスプーン状の器具で子宮内腔を全面、掻把して内膜の組織を採取し、顕微鏡で悪性細胞や内膜増殖症の有無を調べます。静脈麻酔で施行するため、患者様には1泊していただいています。
 性器脱に対しては近年、新しい治療法として腹腔鏡手術やメッシュを用いた方法が開発されましたが、当科では膣式子宮摘出と膣壁形成術をおすすめしています。お腹を切開しないため術後の痛みが軽いことが利点です。また、メッシュのような異物を用いない方法なので、術後も特別な副作用はありません。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 35 2.23 3.20 0.00 70.49
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 15 1.27 2.87 6.67 73.33
K596 体外ペースメーキング術 - - - - -
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) - - - - -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) - - - - -
 循環器内科に入院し、手術を行う症例には、大きく分けて、①冠動脈血管内治療を行う症例 ②末梢血管に対し血管内治療を行う症例 ③不整脈に対し、体内式ペースメーカー植え込み・電池(ジェネレーター)交換を行う症例があります。
 このうち、1位と2位は、いずれも冠動脈血管内治療を行った症例です。1位は、血管内治療に際し、冠動脈内ステント留置を行った症例で、2位は、バルーン拡張術等で治療した症例です。3位は、不整脈の治療のため入院され、体外式にペースメーカーを挿入し、治療した症例です。4位は、急性心筋梗塞に対し、緊急で冠動脈血管内治療を行った症例、5位が狭心症で緊急入院いただき、冠動脈治療を行った患者様です。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 29 4.48 3.45 0.00 74.10
K654 内視鏡的消化管止血術 26 1.54 13.35 0.00 71.23
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 23 1.65 24.35 0.00 72.30
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 20 4.05 17.80 5.00 81.05
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 18 1.83 15.44 0.00 79.17
 消化器内科で最も多い手術は、早期癌に対して内視鏡的治療(内視鏡的粘膜下層剥離術・粘膜切除術)です。次いで多い手術は胃潰瘍等の消化管出血症例に対する内視鏡的消化管止血術です。また、内視鏡的乳頭切開術、膵癌、胆道癌などによる閉塞性黄疸に対して内視鏡的胆管ステント挿入、血管塞栓術も多くなっています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 16 0.40
180010 敗血症 同一 13 0.33
異なる 14 0.35
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 19 0.48
異なる - -
 外科での入院契機が異なる播種性血管内凝固の発生は、術後重症合併症を発症したか、がんの終末期で播種性血管内凝固を発症した患者様です。発生率は0.4%です。
 外科での入院契機が異なる敗血症も同様で、術後重症合併症を発症したか、がんの終末期で敗血症を発症した患者様です。発生率は0.35%です。
更新履歴
2017年9月30日
平成28年度 病院指標の公開 初版