病院からのお知らせ
羽島市民病院における新型コロナウイルス感染者の発生について
投稿日:2022年1月24日
令和4年1月20日、当院の病棟で勤務する職員と患者様の新型コロナウイルス感染が明らかになりました。確認された病棟については、新規入院を見合わせた上で、患者様の健康観察を継続し、適切な対応をしてまいります。
現時点では、通常の外来診療、入院診療、手術、検査等は継続します。救急外来については一定期間、制限させていただきます
今回流行の新型コロナウイルス・オミクロン株は、3日間程度の感染性を有する潜伏期があり、咽頭痛、倦怠感、発熱などの症状で発症する事が多く、通常の感冒と見分けがつきにくいことが特徴です。感染力はデルタ株の3倍から4倍と報告されています。イギリスのデータでは新型コロナウイルスワクチン2回接種後の感染防除効果は10%程度(デルタ株は60%)となっており、全ての方に感染リスクがあると考えています。
これまで当院でも、感染管理室を中心に十分な感染対策を継続し、昨年11月からは岐阜大学医学部感染症寄附講座の手塚宣行特任教授を招聘して感染対策を強化してきたところであります。しかし完全に感染を防ぐことは難しい状況で、今回も様々な助言を頂いております。
今後、職員に対しては休憩時の「個食」「黙食」、消毒などの環境整備を引き続き徹底いたします。入院患者様には、可能な限りマスクをしていただく事をお願いすることにより、さらなる対策を講じてまいります。
入院患者様、外来患者様やそのご家族の皆様には多大な心配をおかけしますが、今後とも感染拡大防止に配慮した診療を行ってまいります。
令和4年1月24日
羽島市民病院
院長 山田 卓也